小布施堂本店 Obusedo Honten
門から向かって左側が本店。ここから長野信用金庫小布施支店までが町並み修景事業で改められた場所で、昭和62(1987)年3月に完成。
この辺りが町並み修景事業の象徴的な場所で、二軒の民家の敷地の裏に新しい家を移し、信金小布施支店あるいは小布施町に土地を貸してその地代で家を建てる費用を出すという方式でできている。
本店では、小布施堂の栗菓子全商品を購入可能。季節限定の生栗菓子やここでしか購入できない栗菓子もある。また、御食事処も併設しており季節の食材を月替わりの内容で楽しめる和食のコースメニューとなっている。9・10月は「栗」がメインとなり、その年の栗の出来具合をお客様自身でお確かめいただくことができるようになっている。さらに、「栗のアイスクリーム」、御食事処でしか味わえない「今月の生栗菓子」も楽しむことができる。
●境界
道路と敷地の境界は白の境界杭。道路と私有地という差を設けないで同じ栗の木煉瓦を敷き詰めているのが特徴。その結果、のこぎりの歯のような三角形の空き地ができ、道路がちょっと膨らんで広場のようになっている。
昔の道というのは通りを往来するだけではなく、こうした溜り場があって人々が話をするなど、言ってみれば広場の役割も持っていたということで町並み修景事業では日本人の伝統的な道路に対する思いや使い方をもう一度表現するため道路に対する広がりを設けた。
●建て方
なぜ建物を道路の際に建てないのか、道路と平行にしないで道路と角度をもって建物を建てているのかというと、以前そこにあった建物と同じ向きで長野信用金庫小布施支店も小布施堂も建てられたからである。50年程前、まだ道路が細かった時代にもこの場所は道の溜り場になっていて、上町の祭り屋台(現在、北斎館に飾られている)は祭りの際、この道路の膨らんだ部分に設置されていた。
●本店の椅子
この椅子は20世紀初頭イギリスのグラスゴーの建築家であるチャールズ・レイニー・マッキントッシュが、エディンバラにある住宅のために設計した椅子のレプリカ。オリジナルは2階の寝室に2つだけあるという。
名前をラダーバックチェアーという。ラダーは梯子の意。
このレプリカをおいてある理由は、ラダーバックチェアーのデザインを本店の建築(本店の北側にあるスリット)に使わせてもらっており、そのデザインの基であるという意味でここに飾ってある。
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