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江戸時代には将軍に献上されたおいしい栗で知られる、小布施の町。 栗林が点在し、今も栗は町の誇りです。 町中の小さな庭先や路地のそこここにも、栗の木が。 これは町の人がうちで楽しむ分。 初夏には栗の花の独特な香に包まれ、栗の木陰で夏の午後を涼み、秋には拾った栗を食む。 小布施の暮らしと風景には、いつも栗の木がありました。

その栗の木がいま、減り始めています。 小布施の宅地化が進む一方で、庭の栗を愛でる世代は高齢に。 世代交代とともに古い家屋や庭はつぶされ建売住宅になったり、栗林さえアパートや宅地になる。 栗の木陰世界を育ててきた小布施の風土は、どうなってゆくのだろう。

栗だけの話ではありません。 日本の食料自給率は40%、主要先進国の中で最下位。 せめて自分たちの食べる分ぐらい、自前でまかなうように変えていかないと、いつどんな拍子に飢える時代が来ないとも限りません。 でも、苦労のわりにお金にならない農作業は若い担い手が足りず、放置される田畑は増えるばかり。 村の風景も、手のとどかない「はしっこ」から、変貌しつつあるのです。

日本酒をつくる桝一市村酒造場、栗菓子をつくる小布施堂。 そこから生まれた(株)文化事業部、でも思えば酒も栗菓子も、おいしい米や栗がなければお話になりません。 伝統文化がどうのこうの言っても、誰かが耕さなくちゃ始まらない。 農業は文化の根っこ、ならば文化事業部は若いカラダとアタマを使って、農業に楽しく打ち込もう。 そう決めました。

実際に村へ入ると、発見ばかり。 一度放置された田畑は、数年で雑草や雑木のジャングルと化す。 まさに「継続は力なり」、一度手放したものを取り戻すのは、ほんとうに大変です。 汗と泥でドロドロになりながら、私たちは雑草や雑木を切り払い、水路を掘り直してきました。

山の上に泉があり、その水が流れる水路を村人がきれいに保ってきました。 でも、廃業農家が増えると手が回らなくなり、それが下流に影響していく。 間伐が行き届かない杉林が山に増えると、杉の木が水を吸い過ぎて、流れる水が少なくなる。 清流ひとつ保つにも、かつては自然と人、そして人と人の間に「あうん」の呼吸の営みがあったのですね。

いまは問題ばかり山ほどあるけど、農村の人々にはすばらしい知恵が、まだまだたくさん生きています。 私たちに、さりげなく野菜を置いていってくれたり、おやきを焼いて差し入れてくれたり。 そんな優しい方々から学び、できることを一つずつ、私たちは始めています。

雑草や雑木と格闘して、少しずつライ麦畑を増やしてきました。 そばの栽培も始めました。 やがてはブルーベリーのような作物も植えたいし、いろんな野菜づくりにも挑戦したい。
もちろん農業は、苦労のわりにお金になりません。 だからこそ、担う人がここまで減りました。 でも工夫しだいで、楽しく暮らすことにもつながるはず。 かつて小布施の人々が、栗を売るだけじゃなく楽しむことで、木陰のある美しい町をつくってきたように。

才能があっても、人が一人でできることは限られています。 でも、人と人がつながれば、できることはグンと増える。 文化事業部は、その「つなぎ目」になれたらと夢見ます。 「何も知らない」と言われる私たち若い人間が集い、農作業や農村の暮らしの楽しさを知る場をつくってゆきたい。 ほんとうに小さな畑の数枚から出発したばかりですが、この小さな一角でおもしろいことができるなら、他の場所でもできるはず。 だから、挑戦してみたい。

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