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土壁、瓦、茅葺き、木造……。日本の村や町には、風土を生かしたすばらしい職人の技術と、その技術に支えられた人々の暮らしと文化がありました。
その、なつかしい風景が次々と姿を消していく今。ともし火が消えてしまう前にできることをしよう。そう考えて2004年に「(株)文化事業部」と、「(株)修景事業」を立ち上げました。
「(株)文化事業部」はアタマとカラダを使って暮らしと文化を考える会社。
「(株)修景事業」は古民家・町並みの再生を中心にした職人技術を継承する会社。
ソフトはすばやく、ハードはゆっくり。その両輪でまわしていきます。
セーラ・マリ・カミングス
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ソフトは速成。ハードは熟成。
(株)文化事業部と(株)修景事業。

ある日、日本の地図を見ていたら(文まるぶん)が学校のマークということを発見しました。単純に(学)じゃなく、文化の(文)をあてることに、昔ながらの日本人の意識を感じました。
江戸時代、長野県は寺子屋の数が全国でもいちばんの水準だったといいます。
桝一市村酒造場小布施堂のルーツ、12代当主の高井鴻山も、地元・長野で高矣井義塾寺子屋を主宰し、その一方で葛飾北斎ら当代一流の文人を支えました。若い世代を育てる教育者と、文化芸術のパトロンたる旦那。当時の造り酒屋は、地域の教養と教育を高めるリーダーとしての役割も担っていました。そんな遺伝子が小布施という土地にはあるのです。
1984年、小布施堂は会社内に「文化事業部」を立ち上げました。サロンコンサートの開催から始めて、87年には「小布施系」と題した現代彫刻展も行いました。会社敷地内に残る土蔵や栗の小径を使ったこのイベントは田舎の小さな町から、ちょっとした旋風を起こしました。
その後、98年の長野冬季オリンピックの前後に「第3回国際北斎会議」を初めとする国際的な交流イベントを企画。21世紀を迎えてからは、知的交換の場「小布施ッション」を皮切りに「桶仕込み保存会」、「瓦なくちゃプロジェクト」、「小布施見にマラソン」「1530(イチゴミゼロ)運動」など、アタマとカラダを使った、数々の斬新な取り組みを続けています。
また、次の世代の育成に国内外の大学生や社会人を対象にした文化事業部インターンシップを迎えています。
小布施に暮らしていると、つくづく感じます。日本にはすばらしい文化の伝統がある、と。
なのに、今は、少しよそ見をしていたり、手を休めていたりすると、その間に伝統が目の前から消えていってしまう。
2004年。消えてはいけない日本の文化を地域に継承するために、そしてその継承に「今」ならではの創意を加えるために(株)文化事業部を創設しました。
文化につながるアイディア、インスピレーションは、スピードが大事。私たちは、すばやく考え、すばやく行動します。
熱いうちに鉄を打つという哲学です。

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